鎌倉十井の問いが来た。
井戸の向かい側にあった観音堂に安置された観音像の頭部は東京人形町の大観音寺に移され本尊になっている。その井戸とはどこか?
以下の四択からの選択となります。
①扇の井
②泉の井
③星の井
④鉄の井
テキストによると
①扇の井:浄光明寺から薬王寺のあいだにあり非公開
④鉄の井:小町通北端 井戸を掘ったところ、鉄製の観音様の頭部が出てきた。
ということで『鉄の井』が正解。
他の井は以下の通りです。
・甘露の井:浄智寺の総門横 不老不死の効能が
・底脱けの井:扇が谷海蔵寺の門前 水を汲むと桶の底板が抜ける話
室町時代の上杉家の女
『賤の女(しずのめ)がいただく桶の底脱けてひた身にかかる
有明の月』
鎌倉中期 安達泰盛の娘
『千代能がいただく桶の底抜けて水たまらねば月もやどらじ』
・銚子の井:長勝寺門前 井戸の形が銚子に似ている。井戸の蓋や側面が石造り
なので石の井とも
・瓶の井:つるべのい です。明月院境内にあり現在使用可。2個の瓶を並べて使用す
るのが由来と。
・棟立の井:覚園寺の薬師堂の背後の山際にあり、弘法大師が滞在したときに井戸を
掘り閼伽水を汲んだ。
・六角の井:材木座から小坪に抜ける海際にあり。別名 矢の根の井
源為朝伝説あり。1156年保元の乱に敗れた源為朝は伊豆大島に流された。
自分の弓の力を試してみようと光明寺の裏山天照山目掛けて矢を放った
ところ、この井戸に落ちた。
井戸は八角だが鎌倉六角、小坪側に二角なので六角の井と云われる。
全部行ったことはないですが観光のひとがあんまり行かないところだと案内があるだけかも知れません。鎌倉歩きには良いですよ。
でわ。